【実施報告】 働き方改革に関する意見交換会を開催

大阪府中央会より

11月17日(木)、マイドームおおさかにおいて働き方改革に関する意見交換会を開催いたしました。

意見交換の様子
冒頭で挨拶する田伏副会長

令和元年4月より働き方改革関連法が施行され、建設業においても令和6年4月より、災害の復旧・復興の事業を除き、時間外労働の上限規制がすべて適用されます。

そこで、大阪労働局、大阪府社会保険労務士会(大阪働き方改革推進支援・賃金相談センター)、大阪府塗装工業協同組合・阪神造園建設業協同組合・大阪府板金工業組合の役員の皆様にご出席いただき、建設業界の働き方改革に関する現状や課題、今後の取り組み等について意見交換を行い、課題・情報の共有を図ることを目的として実施いたしました。

当意見交換会は、第1部の講演、第2部の意見交換の2部構成といたしました。
第1部では大阪労働局労働基準部監督課 渡邊敬監察監督官より「建設業における働き方改革」をテーマに講演いただき、働き方改革の概要や令和6年4月から建設業においても適用される時間外の上限規制について詳細に説明いただきました。
第2部では意見交換が行われ、「建設現場における働き方改革」をテーマに、時間外労働に上限規制が設けられること、長時間労働を是正するために週休2日制を導入すること、各種IT技術を活用して業務プロセスを改革し労働時間の短縮を図ること、給与形態の見直しや賃上げ等について建設業界の実態に関する多くのご意見をいただきました。

また、いただいたご意見について、大阪労働局・大阪府社会保険労務士会(大阪働き方改革推進支援・賃金相談センター)より「建設業界において時間外労働の上限規制の導入は厳しい面もあると思うが、働きやすい職場づくりや新たな人材確保を図るためにも、事業主は変形労働時間制を導入する等で工夫いただきたい。」「相談窓口を設けているのでご活用いただきたい。」などのアドバイスをいただき、盛況のうちに終了しました。

大阪労働局 渡邊監察監督官による講演の様子
意見交換の様子
意見交換の様子